介護福祉士国家試験の解説 24 社会福祉援助技術(演習を含む)

昨日から社会福祉援助技術に入っています。2月下旬から会議や雑用等で時間がとられていますが、国家試験の解説のエントリーは、社会福祉援助技術までは毎日アップしていくつもりです。

社会福祉援助技術>
問題 28 個別援助技術の基本概念に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 バートレット(Bartlett,H.)は、「価値」、「知識」、「介入(intervention)」を社会福祉実践に共通する構成要素とした。
2 リッチモンド(Richmond)はPerson(人)、Problem(問題)、Place(場所)、Process(過程)の4つをケースワークの構成要素とした。
3 バワーズ(Bowers,S.)は、ケースワークを心理社会療法として体系化した。
4 ホリス(Hollis,F.)は、診断主義個別援助技術の理論化をすすめ、「ケースワークの理論と実際」(1940年)を著した。
5 パールマン(Perlman,H.)は、ケースワークの中心概念を「個別化」、「意識的調整」、「人格の発達」とした。

1 正答 バートレットに関しては『社会福祉実践の共通基盤』(1970年)を著したことも覚えておきたい事項です。
2 設問の、いわゆる4つのP(人、問題、場所、過程)はパールマンが提唱した。
3 「心理社会療法」はホリスですね。著書に『ケースワーク−心理社会療法−』があります。ソーシャルワークの焦点を「人と状況の全体関連性」(person-situation configuration)ととらえるのが特徴。
4 『ケースワークの理論と実際』の著者はハミルトン(Hamilton,G.)です。
5 リッチモンドが正解ですね。リッチモンドのケースワークの定義を読んでいれば「×」で解答できますね。「ケースワークとは、人と社会環境との間に個別的な効果を意識して行う調整によって、その人のパーソナリティを発達させる諸過程からなる」

アメリカのケースワーク(個別援助技術)の歴史に関する設問です。教科書の範囲で出題されています。